株式会社MIXIを退職しました


私事ですが、丸 6 年勤めた MIXI を退職することとなりました。 最終出社日は 6 月 28 日なのですがすでに有休消化期間中に入っております。 多くの皆様に支えられました。直接感謝の気持ちを伝える機会を持てなかった皆様へ感謝の意をお伝えしたいと思います。 今回は人生で初めての転職ということでこれまでの所属していた会社における活動などを振り返ってみようかと思います。

ミクシィとの出会い

2017 年 4 月に新卒でミクシィに入社しました。ミクシィとの出会いは Git Challenge という新卒向けのイベントで出会ったのがきっかけでした。 当時の私は Python が大好きで Python で Web 開発をやっている会社を探していたところ、ミクシィの子会社にあったチケットキャンプが Python を利用していたこともあり入社を決めました。内定者バイトなどもしていたので、実は 2016 年 11 月頃からミクシィには入社しておりましたが新卒で入り一旦アカウントはリセットされました。この時に関わっていたお話がちょうど会社のブログに残っていました。

またこの後に新たなチャレンジシリーズとして同期 3 人で Bug Shooting Challenge なるものを作りました。

とまぁなんやかんやで新卒配属となりますが紆余曲折あってモンスターストライクの SRE として新卒第 1 号の配属となりました。

モンスターストライク SRE の仕事

配属されたモンスターストライクの現場では、Ruby を用いていました。就活時は Python と叫んでいた自分がまさか Ruby の仕事をするとは…と思いつつ別に Ruby も嫌いではないのですんなりと受け入れていきました。

モンスターストライクの現場の学びとしては、大規模サービスにおけるシステム運用の極意と開発手法、コミュニケーションの進め方、技術的負債との向き合い方、オンプレミスとハイブリッド環境を組み合わせた活用の仕方など幅広い業務を学ぶことができました。

2 年ほどモンスターストライクの現場で働いたのち、ある程度サービスの運用のことについては理解が深まったものの今度はもう少し自分の興味のある領域で仕事をしてみたくなりました。

社内異動でフィンテック事業へ

そんなとき、現在の上級執行役員である村瀬さんに相談してみたところ社内でカード発行業務や決済代行業務を内製するプロジェクトがあるんだけどそこに興味ないか? と声をかけてもらいました。二つ返事で承諾しその事業部に異動しました。これがのちに 6gram というアプリでリリースされるサービスとなります。(現: MIXI M)

このサービスの開発に至っては全員が未知の領域に突き進みゼロからサービスやシステムの開発をしていく楽しさを学んだだけでなく、PCI DSS といったクレジットカード業界のセキュリティ標準への準拠の対応など、なかなか普通のバックエンドエンジニアとして仕事をしているだけでは経験できない幅広い業務を担当することができました。さらにソフトウェアエンジニアのチームリーダーとしてメンバーのマネージメントや技術的なリードを行う業務にも従事でき、元々は自分自身が忌避していたリーダー業務などもやってみると非常に面白いこと、工夫すべきことなどが見えてきて色々な意味で経験を得ることができました。

以下は、6gram とその後継サービスとなった MIXI M の内容について私が外部登壇をした際の資料です。

転職

特に在籍している会社への不満もなく楽しく業務を続けていましたが自分の中に 2 つの転機が訪れました。私自身の結婚と興味の変化です。 結婚したことで人生に少し余裕ができ外の世界を見るきっかけになりました。また 5 年もフィンテック領域におりある程度業界について理解してしまったということで飽きがきてしまいました。

そういうわけで外を見るべく人生初めての転職活動を行いました。活動をしてみたところ自分自身の弱点や強みなどが言語化できさらに今後何をしたいかなどといった部分も見えてくるようになりました。また転職活動をしてみることで社会ではどのような動きが評価されまたはされないのかといった点も洗い出すことができ非常に良い経験となりました。

今回の転職活動や採用活動に関していくつか考えたことなどや発見もあったので今後書く気持ちが起きたら残しておきたいと思います。

追記

中途採用活動について何を考えていたかについては書きました。

今後について

7 月からは新しい会社にて仕事をスタートします。 バックエンドエンジニアとしての業務にはなりますが事業ドメインや深い技術知識についてはまったく持ち合わせていないのでここからキャッチアップできるか不安でもありますが頑張っていきたく思います。